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建物の造りやお部屋のインテリア、雰囲気、食事など全てがこれまで経験したものとは一味違いました。

レポートしていただいた施設の情報

興味を持ったきっかけは？
テレビ番組で紹介されていたのを見たのがきっかけです。その後も雑誌で紹介されているのを見て、これだけ紹介されるならいいところに違いないと思い、北海道旅行の際に予約を入れました。

どこがよかった？
何もかも。建物の造りやお部屋のインテリア、雰囲気、食事など全てがこれまで経験したものとは一味違いました。「サービス」というよりも「心からのおもてなし」を受けている、そんな風に感じることができました。

気になったところは？
お値段、でしょうか。泊まってみればお値段以上の満足を得られますが、気軽に予約を入れられるお値段ではありませんでした。

どんな人におすすめしたい？
女性には嬉しい細かな心遣いがたくさんあるので、女性におすすめです。また、大人の隠れ家といった落ち着いた雰囲気なので、ご夫婦の結婚記念日などにもいいと思います。

詳細レポート

小樽旅亭ということですが、小樽運河などのいわゆる小樽からは少し離れた朝里川温泉という山の中にあります。周りにはいくつか温泉宿がありますが、蔵をイメージして作られた外観はとても目立ちます。

建物の中は、全体的に落ち着いた雰囲気にまとめられています。家具類は全てデザイン性の高いものばかりで、どこかのギャラリーにいるような気さえします。

まず、ロビーの座り心地のいいソファに案内されます。お茶とお茶菓子が出されます。蔵群のおもてなしの始まりです。このお茶をはじめ、食事の時、バー、カフェコーナーでの飲み物は全て宿泊代に含まれています。

【ライブラリー】
たくさんの本があり、読書を楽しむことができます。本をお部屋に持ち帰るのも自由です。また、レコードもあるので音楽を聴きながらの読書もできます（レコードプレーヤーはライブラリーと談話室のみ）。

【茶室】
シンプルでモダンな造りの茶室。お茶をたててもらうこともでます。（予約制）

　

【お部屋】
私が泊まったのはメゾネットタイプのお部屋でした。リビング前のお庭も綺麗に手入れされていて、眺めもいいです。

　

置いてある小物や家具全てにセンスの良さを感じます。
通常の温泉宿では浴衣を着ますが、蔵群では作務衣が置いてあります。ふかふかのタオルも、「蔵群」という文字がプリントではなく、全て刺繍されてるんです。こんなところにも「粋」を感じました。

　

階段の上には、ゆったりベッドの寝室と、洗面・トイレ・バスルームがあります。

　

【食事】
夕・朝の2食ついています。どちらの場合も、支度ができたらお部屋まで迎えの人が来てくれます。 お部屋に匂いがこもらないように、との配慮から設けられた個室ダイニングスペースでの食事となります。ひとつひとつ趣向をこらした造りになっているようで、どれも隅々までセンスの良さが光っていました。

お料理の盛りつけも器も洗練されていて、都内のお洒落なレストランでお食事してるような雰囲気です。それでいて、箸置きやランチョンマットには手作りの押し花が施されていて和みます。お料理の味も確かです。

【夕食】
掘り炬燵のテーブルがある和風の個室に案内されました。大量のお料理が並ぶ旅館とは違い、少量をたくさん、そしてゆっくり食べるスタイルです。

　

【大浴場】
モダンなイメージの大浴場で温泉を堪能します。内風呂では、スピーカーから流れるジャズを聴きながら、露天風呂では川のせせらぎを聴きながらゆったりと入ることができます。疲れがほどけていきます。

【バーカウンター】
静かに、心行くまで美味しいお酒を堪能できます。私は就寝前にカクテルを飲み、心地よい酔いを感じながらぐっすり眠ることができました。

【朝食】
椅子に座るスタイルの部屋でいただきました。小さな七輪で海苔をあぶってからいただくなど、趣向がこらされていました。北海道らしい濃い牛乳も美味しかったです。

　

【カフェコーナー】
香りのいいコーヒーをいただきました。

　

茶室を楽しむ時間が無かったのが残念ですが、本当に心地よく過ごせた1泊でした。
心身ともにリラックスしつつ、ワンランク上のラグジュアリーを味わうことができる蔵群。
小樽へお越しの際には、宿泊先リストに加えてみて下さい。

「泊まってよかった！」「またいつか来たい」って思えますよ。