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チョコレートとベリーという二種類の素材を見事にまとめあげ、繊細で奥行きのある味わいを実現

レポートしていただいた商品の情報

興味を持ったきっかけは？
Okasix（おかしっくす）のクリスマスケーキ特集ページを見ていたところ、以前「白金ロール白金プリン」や「逃げろ！サンボ」などを取り寄せたことがあるお店「レトルダムール」のケーキを発見。それが、この「スリール・ダンジュ」でした。レトルダムールのケーキはどれも味のバランス感覚が絶妙なので、今回のスリール・ダンジュも、食べる前から「絶対においしいだろうな！」と思っていました。

どこがよかった？
ホワイトチョコムースの中に、赤すぐり、木いちご、森いちご、フリーズドライいちご・・・4種類のベリーが入った豪華な苺クリームが入っているのですが、甘みと酸味のバランスがとてもよく、ひとつのケーキでいろんな味が楽しめました。私も30代に入って、甘さばかりを前面に出したケーキはあまり食べられなくなってきたのですが、このケーキは心地よい甘酸っぱさと軽い口当たりで、いくらでも食べられそうに感じました。

気になったところは？
大人（私と夫）にとっては、このさわやかなベリーの酸味はとてもおいしかったのですが、子どもには少々酸っぱすぎたらしく、甘い部分だけを食べ、苺クリームの層のみを残してしまいました。大人だけで食べる分にはよいかもしれませんが、小さな子どもがいる場合は、もしかしたら向かないかもしれません。あと、外側に巻いてあるプラスティック枠が外しにくかったので、もっとうまく外せるように工夫してあるとよいなと思いました。

どんな人におすすめしたい？
甘すぎるスイーツは子どもっぽくてちょっと・・・と感じている大人の方。普通の生クリームのケーキなどではおなかにもたれてしまうという方にも、ベリー類の酸味がさわやかなこのケーキはおすすめです。デコレーションもシンプルで上品、カットしたときの断面もとてもきれいなので、おしゃれな雰囲気を演出したい方にもぴったりだと思います。

詳細レポート

「白金ロール白金プリン」、「逃げろ！サンボ」などのおいしくておしゃれなスイーツを出している「レトルダムール」の新作クリスマスケーキ「スリール・ダンジュ」。ここのケーキは、単純に甘くておいしいというのではなく、複数の素材の異なる味をバランスよくまとめている点、そして繊細で独創性が高く、見た目が美しいという点が特徴です。

このようにプラスティックの枠で固定されてケーキが届きます。 ムースを使った柔らかいケーキのためか、プラスティック枠が 二重になっていました。

ケーキは冷凍で届くため、これを冷蔵庫に半日?一日ほど置き、解凍していただきます。
私の場合は午前中に受け取ったので、夜、夕食のあとでたべるつもりで、10時間ほど冷蔵庫に置いておきました。

こちらが、お皿に載せたところ。最初にラスティック枠をはず してしまうとケーキが崩れてしまいそうだったので、お皿に載 せてから外すことにしました。

ケーキの大きさは、5号で、直径約15cm×高さ約4.5cm。
私（成人女性）の手の大きさと比較していただくと、だいたいの大きさをイメージしていただけるかと思いますが、比較的小ぶりなケーキです。大人だと４人でちょうどよいかなと思います。我が家の場合は、大人2人と小さい子どもが2人なのですが、6等分にカットしたら、私も夫も一切れでは満足できませんでした。（おいしくて、つい・・・＾＾；）

実際の大きさはこのくらい。大人なら4人くらいでしょうか。	横から見ると、スポンジの部分がマーブル状になっているのがわかります。見た目もとてもきれい！

テーブルの上で家族が見守るなか、おそるおそる外側にぐるっと巻いてあるプラスティック枠を取り除きます。ところが、これがどうもうまく外せません・・・。クリームやムースの部分が枠についてきてしまい、ケーキの形が崩れてしまいそうになるのです。なんとかナイフなどを使って抑え、枠を外しましたが、一箇所だけケーキが欠けてしまったことが残念でした。

ムースを使った柔らかいケーキなので仕方のないことなのかもしれませんが、この枠がもっと外しやすく工夫してくれてあったらよいのにな、と感じました。

私のやり方が下手だったのかもしれませんが、このように 枠を外すときに少しケーキの形が崩れてしまいました。残念。

さて、気を取り直して、早速包丁でカットします。子どもたちもワクワクした表情で、待ちきれない様子。特別な日でなくても、こうしてホールのケーキをカットしてみんなで食べるのは、とても嬉しくて心躍る瞬間です。ましてや、それがレトルダムールのケーキとくれば、もう期待せずにはいられません＾＾

切ったのものを小皿に取り分けて、早速いただきます♪

切り分けてみると、カットした面からは、きれいなグラデーション模様が顔を出します。
アーモンド風味のスポンジで囲ったホワイトチョコレートムースの中には、赤すぐり、木いちご、森いちご、フリーズドライいちごの4種類のベリーからなる豪華な苺クリームが入っています。

フランス産の高級ホワイトチョコレートを使用したというムースはとってもクリーミーでやさしい口当たりが特徴。バニラの甘い匂いが食欲をそそりますが、実際に口に運んでみると、思っていたよりも甘すぎず、上品な味わい。べたっとした重さがまったくないのが気に入りました。

そして、苺クリームの部分。ベリー類というのは、単品でももちろんおいしいのですが、あわせることでその味わいはより複雑になり、おいしくなると思います。このケーキの苺クリームは、贅沢にも赤すぐり、木いちご、森いちご、フリーズドライいちごと4種類もの苺が入っていて、独特の甘酸っぱさがすごく新鮮でおいしかったです。そして、クリームの中には、ところどころベリーが丸ごと入っていて、それが素敵なアクセントになっていました。

甘くてコクのあるホワイトチョコレートのムース。
そして、甘酸っぱい4種のベリーの苺クリーム。
このふたつが不思議とよくあっていて、お互いの持ち味を殺すことなく、むしろ相乗効果で味を引き立てあっている・・・そんな印象を受けました。スポンジ部分も、アーモンドの香ばしさは特徴的だったものの、主張しすぎることなく、全体をうまく包み込んでまとめていていると思いました。

ところどころ、丸ごとのベリーが入っていて、それが素敵な アクセントに。それぞれの量の配分（バランス）もしっかり と計算されていて、絶妙なバランスです。

以前、この店（レトルダムール）の「白金ロール」を食べたときにも感じたのですが、このお店は、こうした食感や風味の対比をお菓子に取り入れるのがほんとうに上手です。

「白金ロール」は、ロールケーキのチーズクリームの中に、ところどころ香ばしいくるみが巻き込まれていました。やさしいクリームとスポンジの食感に、時折カリッとしたくるみの食感が加わって、とてもおいしかったのをよく覚えています。

「逃げろサンボ！」も、ふんわりとした甘い口どけのムースの中に、ときおり甘酸っぱい森いちごの果肉が顔を出すので、最後まで飽きることなく甘さと酸っぱさのハーモニーを楽しみながらいただくことができました。

今回の「スリール・ダンジュ」も、チョコレートとベリーという二種類の素材を見事にまとめあげ、繊細で奥行きのある味わいを実現していました。単純に甘いだけのケーキ、ボリュームが自慢のケーキ・・・そうしたケーキに少し飽きてきた大人の方に、ぜひこのケーキをオススメしたいですね。

ただ、この甘酸っぱさがうちの子ども（3歳）にはちょっと苦手だったようで、ホワイトチョコレートムースと上のクリーム、そしてスポンジの部分だけをきれいに平らげたものの、ベリーのクリームのところだけは「酸っぱい！」といって残してしまいました。（なので、私は子どものお皿に残ったベリークリームだけを後で食べる羽目になったのですが、これはこれでおいしいものの、やっぱりホワイトチョコレートムースといっしょに食べてこそあのおいしさが生まれるんだなぁと思いました。ベリークリームだけだと、酸味が勝ちすぎてしまうんですよね＾＾；）

普通の生クリームのケーキに比べると全体的にあっさりとしていて軽い口当たりですし、4種のベリーの甘酸っぱさも手伝って、あまり甘いものが得意でない方でもおいしくいただけるのではないかと思います。

それにしても、「レトルダムール」、このお店のケーキは、食べるたびに新鮮な驚きを与えてくれます。こんなセンスのよいケーキをクリスマスパーティーに用意しておいたら、きっとロマンチックで楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか。

このレトルダムールを初め、Okasixのケーキは非常に心くすぐられるものが多く、見ているだけで心がウキウキしてきます。クリスマスシーズン前は、あっという間に予約でいっぱいになってしまうので、お目当てのケーキがある方は早めにチェックされるほうがよさそうです。